ミッシェルガンエレファントだらけの桃太郎
昔々、おじいさんとおばあさんが、世界の終わりはそこで待ってる、と思いだしたよに笑い出しました。
おじいさんが山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯にいくと、バンバンバーンバババンバンババンバンババンバンと大きな桃が流れてきました。
「この桃達がどこから来てどこへ行くのかと同じさ」
持ち帰った桃を割ってみると、中から水牛の角でつくられた街で焼かれた森の運命を知った赤ん坊が現れました。
「この子は桃から生まれたので、ロデオ・タンデム・ビート・スペクターと名づけましょう」
踊るロマンのチミドロで育ったロデオ・タンデム・ビート・スペクターはある日、おじいさんとおばあさんに言いました。
「CISCOーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ロデオ・タンデム・ビート・スペクターは98年真夏のフジロック会場へ向かいました。
オレンジのハートを抱きしめながら歩いていると、アベフトシが客を煽りすぎて2回もライブが中断しました。
「あの、楽しくぅやりてえからぁあの、もうちょっと下がれるもんなら下がろうや」
世界には必ず悪がつきものだって忘れかけてる頃、ウエノコウジはフラッと来て言いました。
「ウナギとか焼いてました、神谷町のほうで」
ねえクハラカズユキ、教えてよ空で花を見たか?
「バリバリのシーツが好き。衛生的に汚い、散らかりタイプ」
連れてくよ犬だって猫だってあああ、ロデオ・タンデム・ビート・スペクター達はテレビ朝日へ到着しました。
世界の果てにヴォッサ!ノバが鳴り響いて、Sowelu、今井絵理子、V6ががなるわれるだれる出番を終えたとき、タモリが言いました。
「t.A.T.u.が出たくねぇと…」
イルミネーションがゴミだってことをわからせてくれましたとさ。めでたしめでたし。